明日使えるサッカー用語集 -4ページ目

大住良之

大住良之 (ジャーナリスト、日本)

ベテランサッカージャーナリスト。口髭で七三でメガネというイラストにしやすそうな顔立ちだが、元サッカーマガジン編集長で、98年にはアジアサッカー連盟のフットボール・ライター・オブ・ザ・イヤーを受賞、サッカージャーナリズムの王道を行く。岩波書店から本を出せる人物。



著者: 大住 良之
タイトル: 新・サッカーへの招待

オフサイドトラップ

オフサイドトラップ (戦術)

敵をわざとオフサイドにする戦術のこと。この戦術が登場したことによって、サッカーの戦術はどんどん複雑に進化し、現在も続いている。監督の中には「なんとなくずるい」とか「審判の判定頼みの戦術はリスクが大きい」と言う理由であまり使わせない監督もいる。

オフサイド

参考:日常に潜むオフサイドトラップ

オフサイド

オフサイド (ルール)

サッカー初心者を一番混乱させるルールのこと。平たく言うと「パスを出す時に、パスを受ける人と、ゴールとの間に、敵が二人以上いないとダメ」ということだが、オフサイドルールを利用したオフサイドトラップと言う戦術が一般化したため複雑の一歩をたどっている。一番簡単な覚え方は「線審が旗を挙げたらオフサイド」。

オフサイドトラップ

参考:日常に潜むオフサイドトラップ

大分トリニータ

大分トリニータ (クラブ、日本)

Jリーグのクラブチーム。全国的には『小室哲也がクラブ役員』ぐらいしか知られていなかったが、オランダからハン・ベルガー監督を招聘すると、超モダンとも言うべきライン上げっぱなしの男らしいサッカーを展開し、日本のサッカーファンをあっと言わせた。今後の活躍が期待されるチーム。

Jリーグ

エラシコ

エラシコ (技術)

サッカーのフェイントの一種で、アウトサイドに引っ掛けたボールをすぐインサイドで逆方向に切り返す技。テレビCMでブラジル代表選手ロナウジーニョがやっていることで、日本では有名になった。もともとはブラジル代表の名プレーヤーであるリベリーノのエラシコが有名だったが、これはリベリーノと同じクラブに所属していたセルジオ越後の技をパクッたものだと言われている。

セルジオ越後

エムレ

エムレ・ベロゾグル (選手、トルコ)

トルコ代表の天才アタッカー。パスセンスと得点能力に優れ、99/00シーズンにはトルコの名門ガラタサライでUEFAカップ優勝に貢献、トルコのクラブチームとしては始めてのヨーロッパタイトルをもたらした。現在はイタリアのインテルでプレーしている。

インテル

エウゼビオ

エウゼビオ・フェレイラ・ダ・シルバ (選手、モザンビーク)

モザンビーク出身の元ポルトガル代表フォワード、ポルトガルの生ける伝説『黒豹』。りんごと卵1個づつを条件にポルトガルのベンフィカにスカウトされ、持ち前の身体能力を生かしたプレーで得点を量産した。1965年にはヨーロッパ最優秀選手賞を獲得。翌年のワールドカップでは得点王に輝いている。彼の活躍はヨーロッパにおけるアフリカ移民の地位向上に大きく貢献した。

武田修宏

武田修宏 (選手、日本)

元日本代表選手。優れた得点感覚を持つ選手としてヴェルディ川崎などで活躍した。甘いルックスで多数の女性ファンを獲得。通称「武田ギャル」は彼の出場する試合には必ず現れ、Jリーグの名物となった。当時のユニフォームには襟があり、なぜかユニフォームの襟を常に立てていたが、ユニフォームから襟がなくなった頃引退。現在はサッカー解説者をつとめる。ヅラ疑惑あり。

ヴェルディ川崎




著者: 武田 修宏
タイトル: スタイル―武田流ポジティブの貫き方

襟 (その他)

一時期ユニフォームに襟のついたデザインが流行ったが、その襟のこと。ドーハの悲劇と呼ばれたアメリカワールドカップアジア最終予選対イラク戦にて、試合終了間ぎわ、1-0の日本のリードでこのままリードを保てばワールドカップ出場権獲得というタイミングで交代出場した武田修宏選手は、キープすれば良いのにがんがん攻め上がってしまい、それがきっかけで失点につながってしまった。その際、武田選手は襟を立ててプレーしていたので、「襟なんか立ててんじゃねー武田!」と罵声を浴びることになった。後年、西澤明訓選手がデビューした際、やはり襟を立てていたため、ファンの間で「こいつもいつかは武田のように・・・」と余計な疑心暗鬼を生むことになった。その後、それが原因かどうかはわからないがユニフォームから襟はなくなってしまった。

ドーハの悲劇
西澤明訓
武田修宏

西澤明訓

西澤明訓 (選手、日本)

元日本代表フォワード。セレッソ大阪に所属している。総合的な能力に優れたフォワード。一時期海外でもプレーしていた。ユニフォームの襟を立ててプレーすることで有名だったが、現在セレッソのユニフォームから襟がなくなってしまった。

エスパニョール
セレッソ大阪